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街中やSNSで、ギョロッとした目と愛らしい笑顔が特徴的なキャラクター「ラブブ（Labubu）」を見かける機会が増えましたよね。「可愛い！欲しい！」と思って値段を調べてみたら、「えっ、ぬいぐるみで数万円！？」と驚いてしまった方も多いのではないでしょうか。
なぜラブブはこれほどまでに高騰しているのでしょうか？
この記事では、今世界中の女性を夢中にさせているラブブの「値段の秘密」や「人気の理由」、そして「偽物に騙されないためのポイント」まで、徹底的に解説します。ちょっと背伸びしてでも手に入れたくなる、その不思議な魅力に迫ってみましょう。
ラブブ（Labubu）のぬいぐるみはなぜ高い？その秘密と背景
「たかがキーホルダー、たかがぬいぐるみ」と思ってはいけません。ラブブの価格が高騰しているのには、現代ならではの明確な理由があるのです。ここでは、その「なぜ高い？」という疑問を、トレンドと市場の仕組みから紐解いていきます。
あの世界的スターも夢中！「流行り」の火付け役と人気の理由
ラブブがここまで爆発的な流行りを見せた最大の理由は、世界的ガールズグループBLACKPINKのLISA（リサ）さんがInstagramに投稿したことだと言われています。彼女がバッグに「THE MONSTERS Fall in Wild」シリーズのラブブを付けていた姿が拡散され、世界中のファンが「私もお揃いにしたい！」と殺到しました。
単なるキャラクターグッズではなく、「憧れのアイコンが愛用するファッションアイテム」へと進化したことで、需要が急激に拡大。おしゃれに敏感な20代〜40代の女性たちの間で、「ラブブを持っている＝トレンドを押さえている」というステータスになったのです。この「推しと同じものを持ちたい」という熱い想いが、価格を押し上げる大きな要因となっています。
供給が追いつかない！「定価」と転売価格のギャップ
本来、ラブブのキーチェーンタイプのぬいぐるみの定価は、シリーズにもよりますが数千円（例えばマカロンシリーズなら定価は2,000円〜4,000円台）程度です。しかし、POP MART（ポップマート）の商品は「ブラインドボックス（中身が見えない箱）」形式で販売されることが多く、欲しい色やデザインをピンポイントで引き当てるのが難しいという特徴があります。
さらに、世界的な人気爆発により、公式ショップでは入荷するたびに即完売。手に入らないとなると、人は余計に欲しくなるものですよね。その結果、フリマアプリや二次流通市場では、定価の5倍〜10倍以上のプレミア価格で取引されるのが当たり前になってしまいました。この「需要に対する圧倒的な供給不足」が、驚くような高値を生み出しています。
アートトイとしての価値。「公式」のこだわりとクオリティ
ラブブは単なるおもちゃではなく、「アートトイ（デザイナーズトイ）」というジャンルに分類されます。香港出身のアーティスト、Kasing Lung（カシン・ロン）氏が描く北欧神話風の世界観「THE MONSTERS」の一員であり、そのデザインには芸術的な価値が認められています。
公式が作るラブブは、毛並みの質感、目の輝き、手足の可動域など、細部まで非常にこだわり抜いて作られています。大量生産品でありながら、まるで一点物のアート作品のような所有感を満たしてくれるクオリティの高さも、大人の女性を惹きつける理由の一つ。「高くても、部屋に飾っておきたい」「コレクションとしての価値がある」とファンが納得してお金を払うため、市場価値が下がりにくいのです。
ラブブの中で一番高いやつはどれ？驚きのプレミア価格ランキング
「高いと言っても、上限はあるでしょ？」と思いきや、ラブブの世界は奥が深いです。ここでは、コレクターたちの間で話題の「一番高いやつ」や、人気のカラーについてご紹介します。
10万円超えも当たり前？「一番高い」レアモデルの世界
ラブブのランキング上位に来るような一番高いモデルは、限定コラボレーションや、生産数が極端に少ない「シークレット（レア）」枠のアイテムです。例えば、過去に発売されたアーティストコラボの限定フィギュアや、イベント会場限定のぬいぐるみ（1000%サイズなど）は、数十万円から、時には100万円近い価格で取引されることもあります。
ぬいぐるみタイプ（キーチェーン）の中でも、「THE MONSTERS Catch Me If You Can」シリーズのシークレットなどは、数万円から10万円近くに跳ね上がることも。これらはもはや「ぬいぐるみ」の域を超え、「資産」として扱われていると言っても過言ではありません。もし運良く定価で引き当てることができれば、それは宝くじに当たったようなものすごい幸運なのです。
入手困難な「高い色」や限定シリーズの特徴
通常のシリーズの中でも、特に高い色やデザインが存在します。例えば、大人気の「Tasty Macarons（マカロン）」シリーズの中で、「Soymilk（ソイミルク）」のような淡いベージュやピンク系のカラーは、どんなファッションにも合わせやすく女性人気が絶大です。そのため、他のカラーよりもさらに高値で取引される傾向があります。
また、「Have a Seat」シリーズなどの新作が出ると、発売直後はどのカラーも高騰しますが、特に「シークレット」のデザインは別格です。高いやつには共通して、「誰が見ても可愛い配色のバランス」や「希少性」があります。「どうしてもこの色が欲しい！」というファンの執念が、特定の色だけを極端に高くしているのです。
偽物に注意！後悔しないための「公式」と「偽物」の見分け方
人気商品の宿命として、残念ながら偽物が多く出回っています。「安く買えた！」と喜んでいたら偽物だった…なんて悲しい思いはしたくないですよね。ここでは自衛のための知識をお伝えします。
安すぎる値段には裏がある？「偽物」を見抜くポイント
フリマサイトなどで、相場より明らかに安いラブブを見つけたら、まずは警戒してください。「工場直販」「並行輸入品」という言葉で偽物を販売しているケースが多発しています。見分けるポイントはいくつかありますが、まずは「顔」をよく見ること。本物は目の位置や口の形が絶妙なバランスですが、偽物は目が離れていたり、毛並みがゴワゴワしていたりと、どこか違和感があります。
また、パッケージの箱にある「ホログラムシール」の有無や、足の裏の刻印（ロゴ）の鮮明さも重要なチェックポイントです。最近の偽物は精巧に作られていますが、タグの日本語フォントが不自然だったりすることもあります。写真だけで判断せず、出品者の評価や、実物の詳細画像をしっかり確認する慎重さが大切です。
安全に手に入れるには？「公式」ルートと信頼できる購入場所
間違いなく本物を手に入れる一番の方法は、やはり公式ショップ（POP MARTの実店舗や公式オンラインストア）を利用することです。新作発売日は整理券が必要な場合も多いですが、定価で購入できる安心感は何にも代えがたいですよね。SNSで再入荷情報をこまめにチェックするのが、定価購入への近道です。
もし二次流通を利用する場合は、鑑定サービスがついている「スニーカーダンク（スニダン）」や、信頼できるホビーショップなどを利用することをおすすめします。個人間取引のフリマアプリでは、レシートの有無を確認したり、未開封品を選んだりと、最大限の注意を払いましょう。「少し高いけれど、安心を買う」という意識が、あなたの大切なお金と心を守ります。
それでも欲しい！ラブブのある生活と上手な付き合い方
高いし、偽物も怖い。でも、やっぱりあのお顔を見ると欲しくなってしまうのが乙女心。最後に、ラブブをお迎えした後の楽しみ方についてお話しします。
毎日の癒しに。「ぬいぐるみ」としてのラブブの魅力
これだけ価格が高騰しても、なぜ私たちはラブブを求めるのでしょうか？ それは、ラブブがただの流行りアイテムではなく、日々の生活に「ときめき」をくれる存在だからです。お気に入りのバッグに付けて一緒にお出かけしたり、カフェで美味しいスイーツと一緒に写真を撮ったり（いわゆる「ぬい撮り」）。その瞬間、日常が少しだけ特別なものに変わります。
少々高い買い物かもしれませんが、毎日目に入るたびに「可愛い！」と気分が上がるなら、それは自分への最高のご褒美になります。トレンドを楽しみつつ、自分だけのお気に入りの子を見つけて愛でる。そんな「推し」のいる生活は、忙しい毎日に彩りと癒しを与えてくれるはずですよ。
記事のまとめ
- ラブブ（Labubu）人気は、BLACKPINKのリサさんが愛用したことで世界的に爆発した。
- ぬいぐるみとしての定価は数千円だが、需要過多により入手困難が続いている。
- なぜ高いかというと、ブラインドボックス形式による希少性と、転売市場の高騰が理由。
- アートトイとしてのクオリティが高く、大人の女性のコレクション欲を刺激する。
- 一番高いやつは、限定コラボやシークレットモデルで、数十万円になることもある。
- 高い色としては、ファッションに合わせやすい「ソイミルク」などの淡いカラーが人気。
- 市場には偽物が多く出回っているため、安すぎる価格には十分な注意が必要。
- 公式品を見分けるには、顔のバランス、毛並み、箱のホログラムシールをチェックする。
- 安全に買うならPOP MART公式や、鑑定付きの二次流通サービスを利用するのがおすすめ。
- 少し高くても、一緒にお出かけする楽しさや癒しは、お値段以上の価値がある！
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