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「そろそろ100均のかぎ針から卒業したいけれど、どれを選べばいいの?」「憧れのエティモと、評判の良いアミュレ、結局私にはどっちが合うの?」
編み物が楽しくなってくると、必ずぶつかるこの悩み。お気に入りの道具が見つかると、編むスピードが上がるだけでなく、手への負担も驚くほど軽くなります。そして何より、可愛い道具箱を開けるたびに心がときめきますよね。
この記事では、多くのニッターさんが愛用する2大ブランド「エティモ(チューリップ社)」と「アミュレ(クロバー社)」を徹底比較。それぞれの特徴や、あなたの編み方の癖(持ち方)に合わせた選び方を、編集部の実体験も交えて優しく解説します。あなたにとって一生モノの相棒が見つかりますように。
まずは結論!エティモとアミュレ、それぞれの「愛される理由」
どちらも日本が世界に誇る素晴らしいかぎ針ですが、その「性格」は少し異なります。まずはざっくりとした違いを押さえましょう。
エティモ(ETIMO)は、まるで高級万年筆のような滑らかな書き心地ならぬ「編み心地」が特徴です。針先が非常にスムーズで、糸がスルッと抜ける感覚は一度味わうと病みつきに。グリップは少し平らで薄め、シックで大人っぽいデザインが多いのも魅力です。「弘法筆を選ばず」と言いますが、良い道具は上達を助けてくれます。
一方、アミュレ(Amure)は、「編みやすさ」と「可愛さ」を兼ね備えた元気なパートナー。グリップが立体的で少し太め、ふっくらとした素材が手に吸い付くようにフィットします。針先はエティモより少し「カギ」が深めで、糸をしっかりキャッチしてくれる安心感があります。サイズごとに持ち手の色が違うので、「7号どこだっけ?」と探す手間が省けるのも、忙しい私たちには嬉しいポイントですよね。
【グリップと針先】長時間編んでも疲れないのはどっち?
編み物で一番の大敵は「手や肩の疲れ」ですよね。これを左右するのがグリップの形状と素材です。
アミュレのグリップは、少し太めで断面が「おにぎり型(三角形)」のような立体的な形状をしています。素材は「エラストマー」という滑りにくいソフトな樹脂で、握る力が弱い方や、ふんわりと包み込むように持ちたい方に最適です。手が大きめの方や、しっかり握り込みたい方からも「安定感がある」と支持されています。
対してエティモのグリップは、人間工学に基づいたクッショングリップですが、アミュレに比べると少し「薄く、平たい」形状です。親指を添える部分がなだらかなカーブを描いており、無駄な力を入れずに指を添えることができます。素材は程よい弾力があり、長時間編んでいても指が痛くなりにくい設計です。「細めのグリップの方が、指先で繊細な動きをコントロールしやすい」と感じる方にはエティモがしっくりくるでしょう。
針先については、エティモは「滑りの良さ」、アミュレは「糸の外れにくさ」に軍配が上がります。サクサク編みたい派はエティモ、確実に目を拾いたい初心者さんはアミュレから入ると安心かもしれません。
あなたの持ち方は「ペン持ち」?「ナイフ持ち」?相性をチェック
かぎ針を選ぶ際、実は一番重要なのが「持ち方」との相性なんです。お箸や鉛筆を持つように握る「ペン持ち(鉛筆持ち)」と、ナイフやフォークを上から握るように持つ「ナイフ持ち」。あなたはどちらでしょうか?
ペン持ちさんには、エティモや、後述するペンEが特におすすめです。エティモのグリップは親指と人差し指で挟む部分が薄く設計されているため、繊細な指の動きを邪魔しません。指先でくるくると針を回す動作がとてもスムーズに行えます。アミュレもペン持ちは可能ですが、グリップが太めなので、手が小さい方だと少し「広げさせられている感」が出て疲れてしまうことも。
ナイフ持ちさんには、アミュレが絶大な人気を誇ります。あのふっくらとした太めのグリップが、手のひら全体で包み込んだ時に抜群の安定感を生みます。力が分散されるので、麻紐やズパゲッティのような太くて硬い糸をガシガシ編む時でも、アミュレなら手が痛くなりにくいという声が多いですよ。もちろんエティモも使えますが、ナイフ持ち特有の「握り込む」動作には、アミュレのボリューム感が心地よいと感じる方が多いようです。
エティモシリーズ徹底解剖!ゴールド、ロゼ、レッドの違いとは?
エティモにはいくつかのシリーズがあり、「どれも可愛くて選べない!」と嬉しい悲鳴が聞こえてきそうです。それぞれの違いを整理してみましょう。
まず基本となるのが「エティモ(プレミアムゴールド)」。落ち着いたグレーのグリップに、高級感のある金色の針先。滑りの良さは折り紙付きで、最もスタンダードなモデルです。迷ったらまずはコレ、という安心感があります。
次に人気なのが「エティモ ロゼ(Rose)」。その名の通り、ピンクのグラデーションがとにかく可愛い!針先もピンクゴールドのような色味で、道具箱に入っているだけで女子力が上がるアイテムです。機能面はゴールドとほぼ同じですが、可愛さでモチベーションを上げたい方にはロゼ一択ですね。
そして最近注目されているのが「エティモ レッド(Red)」。こちらはグリップも針先もマットな赤色です。最大の特徴は、針先が「光を反射しないマット加工」であること。暗い色の毛糸や、夜間の室内灯の下でも、針先の反射が目に入らず目が疲れにくいんです。また、糸の滑りが従来のシリーズよりさらに滑らかという評価も。実用性を追求する方や、ダークカラーのウェアを編むのが好きな方には、このレッドが最強の味方になってくれるはずです。
クロバーの二大巨頭!「アミュレ」と「ペンE」の違いは何?
クロバー社にはアミュレの他に、長年のファンを持つ名品「ペンE」があります。この二つの違い、気になりますよね。
ペンEは、その名の通り「ペン持ち」に特化して開発されたかぎ針です。最大の特徴は、持ち手部分が平らで、非常に軽いこと。グリップはプラスチックベースで、指が当たる部分にだけ滑り止めのソフト素材が使われています。全体が軽いので、手首への負担が少なく、スピーディーに編み進めることができます。「ナイフ持ちには使いにくい」という声もありますが、ペン持ち派にとっては「これ以外使えない」というほどのフィット感があります。
一方、アミュレは前述の通り、ペン持ち・ナイフ持ちの両方に対応した「万能型」。グリップ全体がソフトな素材で覆われており、ペンEよりも少し重みがありますが、その重みが安定感につながっています。また、アミュレは針先が少し長めに設計されているため、複数の目を一度に引き抜くような編み方(玉編みなど)がしやすいのも特徴です。
昔ながらの軽快な編み心地が好きならペンE、もちっとしたグリップで手の負担を減らしたいならアミュレ、という選び方がおすすめです。
初心者が最初にかぎ針を買うなら、セット買い?それとも単品?
「初心者はセットを買うべきですか?」という質問をよくいただきますが、私の答えは「まずは単品で、よく使う号数を1本ずつ買ってみて!」です。
いきなり高価なセットを買って「手に合わなかった…」となるのは悲しいですよね。まずは、編みたい作品に合わせて(例えば並太毛糸なら5/0号か6/0号)、エティモとアミュレを1本ずつ買ってみるのが賢い方法です。実際に編み比べてみると、「私はエティモの滑りが好き」「私はアミュレのグリップが楽」と、自分の手の好みがハッキリ分かります。
自分の好みが分かったら、そのタイミングでご褒美としてセットを購入してみてはいかがでしょうか?エティモのセットには素敵な布製ケースや、切れ味抜群のイタリア製ハサミがついていることが多く、持っているだけで「できる人」気分になれます。アミュレのセットもカラフルで並べると圧巻ですよ。
最初は単品で「お見合い」をして、運命の相手だと確信したら「セット買い(結婚)」する。そんなステップで道具を揃えていくのも、編み物ライフの楽しみの一つです。
ポイント要約
- エティモは「滑らかな編み心地」と「大人っぽいデザイン」が魅力の高級ライン
- アミュレは「持ちやすさ」と「糸の外れにくさ」を重視したポップで可愛い相棒
- ペン持ち派には、グリップが薄いエティモや、軽量なペンEが操作しやすくおすすめ
- ナイフ持ち派には、太めの3Dグリップで安定感抜群のアミュレが特に疲れにくい
- エティモの「ゴールド」は定番、「ロゼ」は可愛さ重視、「レッド」は目に優しく滑りが最高
- エティモレッドのマットな針先は、黒っぽい毛糸や夜間の作業でも見やすくて便利
- ペンEは「ペン持ち特化型」。軽くて指置きが平らなので、昔ながらの愛用者も多い
- アミュレはサイズごとに色が違うので、パッと見て何号か分かりやすく時短になる
- 初心者はまず5/0号か6/0号を単品で両方買い、自分の手との相性を試すのが失敗しないコツ
- 最終的には「ときめき」も大事!持っているだけで編みたくなる道具を選びましょう
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